お知らせ

数珠に込められた意味をご存知ですか?

こんにちは。
大阪市浪速区にある真宗佛光寺派「超願寺」です。


先祖供養に関する法要(葬儀、年忌法要その他)について
分からないことがありましたら、お気軽に当院へお尋ねください。

お寺といいますと、先祖供養がメインとお思いの方も多いですが
本来は、「仏教を知りたい」という想いに応える根本道場でもあります。

法要は、故人、ご先祖様への感謝のお勤め。
感謝の意を表するために、仏法の正しい道を実践することでもあります。


お葬式や法事などには、数珠を手にしてお参りをします。
誰もが知っている習慣みたいなものですが
数珠の本当の意味を知っている人は
意外と少ないものです。


本来、数珠というのは、称名(しょうみょう)や真言(しんごん)を
唱えるときの回数を数えるために用いたものです。


数珠の珠を一つまさぐるごとに、仏様を念じるのです。
ですから、数珠のことを「念珠(ねんじゅ)」とも呼びます。


数珠につけられた珠の数は108個。
これは、人間の持つ煩悩の数と同じです。
そして、珠のひとつひとつに108の仏名がついています。


数珠の珠をひとつひとつまさぐりながら
仏名を唱えていく、そうすることで108の煩悩が
ひとつづつ消えていくといわれています。


また、数珠をつないでいる一本の糸。
その糸は、お釈迦様の悟りの心を象徴しているともいわれています。

そのことを知ると、数珠が少し身近なものに感じられませんか?
お葬式や法事だけでなく、自宅のお仏壇に手を合わせるときなど
ちょっとしたときに、数珠を手にしてみると
心が落ち着くこともあるかもしれません。

<住職より補足>

 以上、ライターさんが一般的な数珠のお話を書いてくださいました(真言などのお話は、当派ではあてはまりません)。少し補足いたしますと、数珠(念珠)には単輪(ひとわ)と双輪(ふたわ)があり、一般に皆さんがお持ちなのは単輪だと思います。当真宗佛光寺派では、子玉108、親玉2、弟子玉20、子玉の中に四天と呼ばれる小さい玉が入り、さらに白色大長房がある双輪念珠が、僧侶の用いる正式なものです(真宗他派などでは白黒半分ずつのものもありますが、当派では用いません)。双輪は、名前の通り二重にして用います。

 単輪念珠は、僧侶も用いますが、これは、双輪念珠の略式のもので、半分の54玉または1/4の27玉で、日常的なお勤め、服装としては略衣(僧侶の日常的な衣体)または一般俗服の際にのみ用います。

 京都の東西本願寺の近くには念珠屋さんも軒を連ねており、京都においでの際は、ご覧になってみてください(もちろん、全国に念珠屋さんはありますが)。本当にいろんな種類のものがあります。

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